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再評価
「再評価〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
再評価の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
べくスポーツを別なアヘンとして大安売りを始めたのである。そこで体育の価値が新しく
再評価されてくるようになり、学問ばかりが教育の内容ではなく、体育と徳育とが知育に....
「読書法」より 著者:戸坂潤
学との社会的階級的分析は、教える処が多い。例えばデモクリトスの評価やソフィストの
再評価や夫とソクラテスとの対比などは、当然なことではあるが事柄を非常に明確にして....
「道標」より 著者:宮本百合子
生活三十年を記念し、ロシアの人民の解放の歴史とその芸術に与えたゴーリキイの功績が
再評価されるようになると、文学新聞をふくめてすべての出版物のゴーリキイに対しかた....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
のあるがままの状態での認容、インテリゲンツィアの技術上の優越というものの抽象的な
再評価の要求によって歪んで受けいれられた。プロレタリア文学の分野にあった人々の或....
「作家と教養の諸相」より 著者:宮本百合子
ひととおり教養があるとか知性的だとか云われる文学作品の真の生活的・文学的価値を、
再評価してゆく生活的・社会的洞察であり、文学的教養と云う意味は、或る作家の作品中....
「一九三四年度におけるブルジョア文学の動向」より 著者:宮本百合子
り出すことができないでいる間に、いい加減に残されていたリアリズムの高唱、明治文学
再評価がかえって実際の実を結び、ブルジョア文学の上に、本年度の特徴をなす一現象が....
「バルザックに対する評価」より 著者:宮本百合子
学運動の上に何かの意味で動揺・新たな方向への模索が生じた時期に、必ず改めて究明・
再評価の対象として広汎な読者大衆の手にとりあげられるものであると思う。 トルス....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
という地味だが本質的な要求は、次第に明確に作家たちの間に湧きおこった。短篇小説の
再評価の問題もその要求に連関するものとして、考えられると思う。短篇小説が私小説の....
「若い世代のための日本古典研究」より 著者:宮本百合子
のような著者の態度からも、与えられるところは少くあるまいと思う。 古典の活きた
再評価のためにはこの本のほかに、今続刊されている『日本古典読本』(日本評論社・全....
「貞操について」より 著者:宮本百合子
くれているだけに事情は複雑で、過去のモラルの形式は、急速に現実の風波にさらされ、
再評価されつつある。貞操という種類の言葉が、よかれあしかれ、何かの実感をもってう....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
一つは文学の通俗性という問題の提起にからんでであり、もう一つはロマンティシズムの
再評価という問題の提起からである。文学が文学としての純粋さを失って、所謂通俗文学....