再録[語句情報] » 再録

「再録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

再録の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
無名作家の日記」より 著者:菊池寛
月二十五日。 山野から手紙が来た。俺はそれをなんらの感情を交えずに、この日記に再録しておこうと思う。この手紙を見た時の俺の感情は、ここには、どうしても表現する....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
見れば最早咒語の意味は疑う隙間がない、読者は覚えて居るだろうけれど茲に其の全文を再録せん。 明珠百斛、王錫嘉福、妖※偸奪、夜水竜哭、言探湖底、家珍還※、逆焔仍....
我が馬券哲学」より 著者:菊池寛
次ぎに載せるのは、自分の馬券哲学である。数年前に書いたものだが、あまり読まれていないと思うので再録することにした。 一、馬券は尚|禅機の如し、容易に悟りがたし、ただ大損をせざ....
読書法」より 著者:戸坂潤
分類されている。巻頭のやや長い論文「若き世代への恋愛論」は書き下しで、あとは大体再録されたものと思う。旧著『冬を越す蕾』から二三採用されたものがある。 序の言....
あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
ちが謳《うた》う人生の滓《おり》のなかにあって。 一人の男 A・K 彼は右に再録した文面を、その病院の部屋の壁へ乱雑に書き遺して置いた。 彼の病名は、そこ....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
記であった。これは第一回分のものとは違って、大分日記風になってきた。以下、これを再録しておく。 十×年八月八日 晴れ 小便に起きたついでに、明り取りの窓から暁....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
した。 「空間論」は昔から多少纏めて見たいと思っていたので、之までどの論文集にも再録しなかったけれども、今の処ではいつ眼鼻がつくとも判らないので、ここに加えるこ....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
イデオロギー論』〔本全集第二巻〕と『現代哲学講話』〔第三巻〕とに少なくない。之を再録しないのは不便であるが止むを得ないだろう。但し絶版にした旧著『現代のための哲....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
が自ら書いて残しておいた記録の一つである。われわれはただそれを原文どおりにここに再録すべきであろう。 その夢がたといいかようなものであろうとも、それを省けば、....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
が出来ればまことに幸いである。五月十八日開校式の際私が諸君に述べたところをここに再録して、この稿を結ぶことにする。 中村屋は諸君も御承知の通り、もう三十六年の....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
出来ないのである(訳註)。 〔訳註〕このパラグラフは第一版に若干加筆せるものの再録である。1st ed., pp. 14-15. なお第二版以下では、右の二....
随筆評論集「文学以前」後記」より 著者:豊島与志雄
ことである。 今、一冊の書物を編むに当り、分量が足りないので、旧著からも少しく再録せねばならなくなった。本書の最初の四篇がそれであって、今でもなお多くの人に読....
放浪作家の冒険」より 著者:西尾正
御酒がまわったから一気にしゃべるぞ!」 と云うわけで、以下はとりもなおさずその再録である。 但し、文中の地名は、或る必要から曖昧にした。 そう、あの晩はば....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
びに同県下営林署の人々と同行のときであった。今ここにそのときのことを歌った拙作を再録してみると次の通り。 恐れ山から時雨《しぐれ》りよとまゝよ、両手にかざす菌....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
り、お買上げの栄に浴しました。その時、京都の日の出新聞に出た記事が、最近の紙上に再録されておりましたので、面白く思い、切り抜いておきました。何でも十五歳の少女の....