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「写真機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

写真機の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
がら新井田氏に項式の説明を試みているのだった。新井田氏はそのころ流行し始めた活動写真機に興味を持って、その研究なるものをやっていたのだ。自分の手で発声蓄音機を組....
みちのく」より 著者:岡本かの子
なだ》ちの揃った顔を自然に放置していた。いくら写真を撮し慣れた人でも、これくらい写真機に対して自然に撮させた顔も尠《すく》なかろう。 私が思わず硝子《ガラス》....
恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
中に報道されて大さわぎになるだろう。 ぼくたちは恐龍の目玉の中にとりつけてある写真機で、汽船のさわぎをいく枚も撮っておく。そして当分知らない顔をしているのだ。....
電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
めさせたのであった。それは―― 微罪不検挙(始末書提出) 活動写真撮影業及び活動写真機械及附属品販売業|並にフィルム現像、複写業 樫田武平(二四歳) (住....
蠅男」より 著者:海野十三
あの棒である。あのギザギザは、蠅男が左腕を長く前に伸ばすときに、ちょうど折畳式の写真機の脚をのばすような具合に腕の中からとび出してくる仕掛になっていることに今に....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
◯このごろ壕内へ持込むものは、次のようなものだ。 御神霊、財産に関する書類、写真機、平常洋服、蒲団、昌彦の尿壜、衣料リュック。 ◯沖縄地上戦況は数日前より重....
あやつり裁判」より 著者:大阪圭吉
こかへ飛び出して行ったんです。私は、昼飯でも食べに行かれたんかと思ってるとやがて写真機みたいなものを持って帰って来られたんですが……どうです、それから菱沼さんを....
怪星ガン」より 著者:海野十三
かかえた。じつはこの箱には、南京ねずみが十ぴきはいっているほかに、この箱は秘密の写真機と録音機になっているのであった。その使い道は、いまさらいうまでもなく、怪星....
超人間X号」より 著者:海野十三
、あいにく行く余裕がない。せめてあのすごい塔を、カメラへおさめていこう」 と、写真機を塔へ向ける。 「よし、君が写真をとるあいだ、ぼくは、双眼鏡《そうがんきょ....
什器破壊業事件」より 著者:海野十三
、どうしましょう」風間光枝は、もう一度愕きの声を発した。 「きょう試験的に、この写真機を取付けてみたんです。ちょっと貴女を材料に使ってみましたが、なかなかうまく....
火星兵団」より 著者:海野十三
によると、そうはなっていない。窓のあいているところは、まわりから中央へ向かって、写真機のしぼりのようにしぼられて、しまるのであった。全くへんな窓である。 これ....
怪塔王」より 著者:海野十三
トから出して、通風筒の穴のまわりに、丸印だとか三角印だとかをかきました。それから写真機を出して、その部分をいちいちていねいにうつしました。 それがすむと、博士....
」より 著者:海野十三
…」 「それはつまり甲州山岳地方に雷が発生して近づいてくる様子を撮るのです。この写真機というのが私の発明でしてネ。従来の赤外線写真では出来ない活動を撮ります」 ....
○○獣」より 著者:海野十三
まかせてしまって、敬二はカメラをもったまま、友だちの三ちゃんというのがやっている写真機屋の店をさして駈けだした。 「おう、三ちゃん、たいへんだたいへんだ」 「な....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
斜めに見えるオペラの辻の角のカフェ・ド・ラ・ペイには双眼鏡を肩から釣り下げたり、写真機を持った観光の外人客が並んで、行人に鼻を突き合せるほど道路にせり出して、之....