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写真術
「写真術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
写真術の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ける写真の歴史を今ここに詳しく説いている暇はないが、安政元年の春頃から我が国にも
写真術の伝わっていた事をことわって置きたい。アメリカの船員が我が役人らを撮影し、....
「きょうの写真」より 著者:宮本百合子
むかしの人たち、と云っても日本へ
写真術が渡来して間もないころの人たちは、写真は、仕掛けでひとがたがとられるのだか....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
が焼け滅びるという言葉意外に、大きな衝動をうけたに違いない。 そのころは、まだ
写真術が幼稚だったし、新聞の号外もまだ早く出なかったから、私たちに目から教えたも....
「紅色ダイヤ」より 著者:小酒井不木
の新聞紙の切り抜きの記事を幾度も読んでみましたが、それは理化学研究所の人が新しい
写真術を発見したというに過ぎないのであって、このダイヤ紛失事件と何の関係があるわ....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
ぐらいの岩へぶらさがって、「おい、これで写真を一枚」とおっしゃれば、そこは手前の
写真術で、五十米も切り立った岩壁へぶらさがって、あわや、危機一髪! てな工合に写....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
あった。この鵜飼三次というは学問の造詣も深く鑑識にも長じ、蓮杖などよりも率先して
写真術を学んだほどの奇才で、一と頃|町田久成の古物顧問となっていた。この拗者の江....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
態万状を日記体に書きつづりたるもの、すなわち本書なり。 余は元来無器用にして、
写真術を知らず、スケッチはできず、余儀なく耳目に触れたる奇異の現象は、言文一致的....