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冨
「冨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冨の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思い出の記」より 著者:小泉節子
、旅人には皆眼のさめるように驚かれるのです。大橋の上に上ると東には土地の人の出雲
冨士と申します伯耆の大山が、遥かに
冨士山のような姿をして聳えて居ります。大橋川が....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
ザラ峠 五・三〇刈安峠 九・〇〇平の小屋 今は実にすばらしい良いお天気である。
冨山組四人と小屋番の案内および僕の六人で出発した。昨日登った杉山さんと案内のシュ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
元年十二月二十九日
都も鄙も押なべて白妙を被る風雪の夕
武蔵野粕谷の里にて
徳
冨健次郎
都落ちの手帳から
千歳村
一
....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
明治四十二年二月二日昔の武蔵野今は東京府下 北多摩郡千歳村粕谷の里にて 徳
冨健次郎識 上州伊香保千明の三階の障子開きて、夕景色をながむる婦人。年は十八九....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
に挙げよう。 森田思軒の「探偵ユーベル」、「間一髪」、原抱一庵の「女探偵」、徳
冨蘆花の「外交奇譚」、黒岩涙香の「人外境」等。 では、何故、当時探偵小説が一般....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
な、すぐわかることだあな。ところが、ものを知らねえ奴は仕方のねえもんで、近ごろ徳
冨蘆花という男が、芋虫《いもむし》のたわごとという本を書いたんだ、その本の中に、....
「呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
らない。 『精神啓微』の初版を買ってから幾年ぐらい経ってからであったろうか。私は
冨山房発行の『人身生理学』〈明治二十六年九月十日初版発行〉を買った。当時私が良教....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
て決定せられる。私がここで外延利用という名辞を用いたのは、この利用を有する種類の
冨によって充足せられる欲望の普遍性と数量とが、この欲望を感ずる人々の多少及び感ず....
「田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
すてまつ》は十二歳(後の東大総長山川健次郎男の妹、大山|巌《いわお》公の夫人、徳
冨蘆花《とくとみろか》の小説「不如帰《ほととぎす》」では、浪子――本名信子さんと....
「読書遍歴」より 著者:三木清
唐詩選』の中の詩をできるだけ多く暗記するつもりで取りかかったことがある。先だって
冨山房百科文庫で森槐南の『唐詩選評釈』を買ってきて読み、昔を思い出して懐しかった....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
居られるのであるから、大臣の古手になったところで住み心地はよいに相違ない。 徳
冨蘆花に、『外交綺談』という著書がある。翻訳の短篇集であったような気がする。その....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
内博士の如く初めから劇や小説を生涯の仕事とする決心で起ったものは異数であった。徳
冨蘆花が『ほととぎす』に名を成した後の或る時「我は小説家たるを恥とせず」とポーロ....
「葛飾土産」より 著者:永井荷風
《にちょうまち》竹町辺の溝○三味線堀。その他なお多し。 牛込区内では○市ヶ谷|
冨久町《とみひさちょう》饅頭谷《まんじゅうだに》より市ヶ谷八幡鳥居前を流れて外濠....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
○四月六日、神田三崎町の改良座より出火、全焼。 ○四月、本郷座にて藤沢浅二郎が徳
冨蘆花の小説「不如帰」を初めて脚色上演。大入りを占む。 ○五月、大阪より高砂屋福....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
いあつめて、伊藤嘉夫氏の『西行法師全歌集』と、尾山篤二郎氏の『西行法師全歌集』(
冨山房文庫)という感謝すべき標準的な良歌集が出ているのは、西行を知るためにこの上....