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冬場
「冬場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冬場の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
出しの三太に逢った。 云うまでなく、この当時の大相撲すなわち勧進相撲は春場所と
冬場所の二回で、
冬場所は十月の末頃から十一月にかけて晴天十日の興行と決まっていた....
「鮪を食う話」より 著者:北大路魯山人
尾の大まぐろは、大部分が焼き魚、煮魚として夏場のそうざいとなるのである。もっとも
冬場でも、まぐろの腹部の肉、俗に砂摺りというところが脂身であるゆえに、木目のよう....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の巣も焼き払われてしまったので、手足にしていた手下も散ってしまい、今では、藤次は
冬場だけ猟を稼ぎ、彼女は、お犬茶屋の内儀さんだった。 寝起きのせいもあろうが、....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
そういう農閑期の副業などの、もとはなかったろうことを考えると、これはむしろ雪国の
冬場稼ぎの、わびしい内情を反映したもので、本来はやはり田の神の田から山に、還って....