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冬宮
「冬宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冬宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
と伸子に感じられた。
それから五、六日後、伸子と素子とはヨーロッパ・ホテルから
冬宮わきにある学者の家へ移った。レーニングラード対外文化連絡協会の紹介と、メーデ....
「スモーリヌイに翻る赤旗」より 著者:宮本百合子
が要塞内からそびえ立っていた。太陽はどっか雲の奥深いところにある。 窓の真下は
冬宮裏の河岸だ。十九世紀ヨーロッパの立派な石の河岸だ。人は通っていない。太い鉄の....
「ロシアの過去を物語る革命博物館を観る」より 著者:宮本百合子
九〇五年の、記念すべき時代を自身工場の中にいて、経験したのだろう。血の日曜日に、
冬宮の前で、皇帝の命令によって、射殺された数千の大衆の写真、シベリアの或る鉱山で....
「新たなプロレタリア文学」より 著者:宮本百合子
りした爺さんがいて、エソープの焼直しものをうんと書いた。今でもレーニングラードの
冬宮裏の公園へ行くと、濃い菩提樹のしげみのかげに、クルイロフの銅像が立っている。....
「マクシム・ゴーリキイの人及び芸術」より 著者:宮本百合子
する約十万の民衆が、日露戦争の終結、政治的自由の保証、パンと職とをツァーに求めて
冬宮広場に進んだ時、ガポン僧正の裏切りによって、聖像を先に立てて「父なるツァー」....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
会旗や、聖像や、ツァーの肖像を建て、ツァーの讚歌を歌い、女子供までその後について
冬宮の広場へ懇願に進んだ。ところが、この赤旗も革命歌もない行列に向って、ツァーが....