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冬日和
「冬日和〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冬日和の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
《うねびやま》のふもとまで来たら、急に日がさしてきて、きのうのように気もちのいい
冬日和《ふゆびより》になりました。三年まえの五月、ちょうど桐の花の咲いていたころ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ずか従え、行装も質素に、諸事美々しからぬを旨として、隆中へおもむいた。 静かな
冬日和だった。 道すがら田園の風景を愛で、恵まれた閑日を吟愛し、ようやく郊外の....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
友なきをかこつ憂いはさらさらない。 翌、早朝に自動車二台で賢島へ向かって走る。
冬日和の志摩半島を南へ南へ約二時間ゆく。 波切の漁村あたりは洋画家がよく取材に....