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冱え
「冱え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冱えの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「冗談に殺す」より 著者:夢野久作
思いで、生汗をかきかき正視しているうちに、私は、私の神経がみるみる恐ろしい方向に
冱えかえって行くのに気がついていた。 ……この女は有害無益な存在である。 …....
「光は影を」より 著者:岸田国士
う、泣いてもいゝと思つた。しかし、涙は喉につかえて、闇の樹立に注がれている眼は、
冱えかえるばかりであつた。 妹の遺書は、取乱したところがわりにないばかりでなく....