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「冷ます〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

冷ますの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
っかくお前さんを助けてやったのに、引っ叩くなんて……しばらく恐い思いをして、頭を冷ますがいい。お前さんは、ルチアノの『フラム』号をどう思っているね」 「オイ、上....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
苦羅《しゅらくら》の火の手が盛《さかん》なので、暫らく散歩して余熱《ほとぼり》を冷ます積りで。 「シカシ考えて見ればお勢も恨みだ」 ト文三が徘徊《うろつ》きな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
す時間を持ち合わさぬ故に――それではこう致そう、貴殿の、その発心を、拙者はここで冷ますことを致したくない、よって、明晩と言わず、今晩、いささか二三子の会合もある....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
のです。第一婦女子は乳を煮てバタや何かを製します。その製し方は、煮た乳をよい頃に冷ますとその上にクリームが出来る。そのクリームを取除けてしまってその中へ酸乳を入....
食道楽」より 著者:村井弦斎
滴《た》らして型へ入れますが型がなければブリキの鉢でも何でも出来ます。水へ入れて冷ますと凝固《かたま》りますからゼリーのように型をちょいと熱い湯につけないでもポ....
昆布とろ」より 著者:北大路魯山人
しをやや濃い目につくる。かつおぶし一合に醤油三勺ぐらい入れた味をつけ、微温程度に冷ます(ただし刻み昆布一合煮だし二合ぐらい)。以上で材料は調ったわけである。次は....