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「冷泉院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

冷泉院の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
言を兼ねて順序のままに左大将に移り、この人も幸福に見えた。六条院は御譲位になった冷泉院に御|後嗣のないのを御心の中では遺憾に思召された。実は新東宮だって六条院の....
源氏物語」より 著者:紫式部
の宴で明かそう」 こう六条院は言っておいでになった。杯が二回ほどめぐった時に、冷泉院から御使いが来た。宮中の御遊がないことになったのを残念がって、左大弁、式部....
源氏物語」より 著者:紫式部
。尼になってまだ満足ができずに遠く世と離れた田舎へ住居を移そうとする者もあった。冷泉院の后の宮も御同情のこもるお手紙を始終お寄せになった。故人を忍ぶことをお書き....
源氏物語」より 著者:紫式部
ものであるというべきであろう。 二品の宮の若君は院が御寄託あそばされたために、冷泉院の陛下がことにお愛しになった。院の后の宮も皇子などをお持ちにならずお心細く....
源氏物語」より 著者:紫式部
人として尚侍を見ておいでになって、御遺言状の遺産の分配をお書きになったものにも、冷泉院の中宮の次へ尚侍をお加えになったために、夕霧の右大臣などはかえって兄弟の情....
源氏物語」より 著者:紫式部
から、音楽にはひいでておいでになるのである。光源氏の弟宮の八の宮と呼ばれた方で、冷泉院が東宮でおありになった時代に、朱雀院の御母后が廃太子のことを計画されて、こ....
源氏物語」より 著者:紫式部
業であろうとやや不快にお思いになった。 この夜も薫をお誘いになったのであるが、冷泉院のほうに必ず自分がまいらねばならぬ御用があったからと申して応じなかった。と....