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冷湿
「冷湿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冷湿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
する日本人にとっては、この句は非常に肉感的である。われわれの心の皮膚はかなり鋭い
冷湿の触感を感じ、われわれの心の鼻はかびや煤の臭気にむせる。そのような官能の刺激....
「亮の追憶」より 著者:寺田寅彦
卒業就職の後ともかくも神経衰弱は大部分|癒えたようであった。ただかの地の冬の
冷湿の気候が弱いからだにこたえはしまいかと心配していたが、割合にしばらくは無事で....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
げていた。ムッとするような体臭と人いきれと、長い廊下の方から来る、地下室に特有な
冷湿な風と馬尿の匂いが複雑に混淆して、強く鼻孔を刺戟した。 ガランとした部屋の....
「魔都」より 著者:久生十蘭
場面一転いたしまして、ここは警視庁の屍体置場。たいして感じのいい場所ではない。
冷湿な混凝土《べトン》で囲まれた、五十畳ばかりのガランとした部屋で、天井は穹窿形....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
でありまして、今日、わが日本の国としましては、おそらくどんな地方でも、またどんな
冷湿な年柄でも、草の生えない地方はないと存じますが、その草を中心に山羊なり羊なり....