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冷蔵
「冷蔵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
冷蔵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蛇の死」より 著者:海野十三
日目になって、初めて新しい二つの報告が集って来た。一つは、あの日以来吉蔵の店では
冷蔵庫へ入れる氷を五貫目ずつ余計使っている事実、一つは、あの日を境にして失踪した....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
すわい」 モウリ博士は、正吉の顔を穴のあくほど見つめる。そうでもあろう。正吉を
冷蔵球《れいぞうきゅう》の中に入れで日本アルプスの山中においたまま、約束の二十年....
「海底都市」より 著者:海野十三
んたいぐう》にするなんて、とんでもないことだ。政府に見つかれば、もちろん君は海底
冷蔵庫の壁になるしかないんだ」 カビ博士は僕のことばをひっくりかえして、いつか....
「恐竜島」より 著者:海野十三
いる。 つめたいこの洞穴《ほらあな》の中に保存されているということは、たとえば
冷蔵庫の中に貯蔵されたのと同じ効果を生じたものらしい。ふしぎなほど何百年もの前の....
「超人間X号」より 著者:海野十三
くついていかせた。検事自身は博士と並んでいく。 「怪人はどこにいるのですか」 「
冷蔵室の中においてある。この部屋だ。今開ける」 それは大金庫の扉のような見かけ....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
ことを思い出した。 「やあ、鮭の燻製でもいいから、ありつきたいものじゃな。うちの
冷蔵庫の隅に尻尾ぐらいは残っていそうなものだ」 博士は生唾をごくりと呑みこみな....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
かにバイソンの燻製がまだ少し残っていたっけ」 金博士はにやりと笑って立上ると、
冷蔵庫の中へ頭を突込んだ。....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
いていた。 この監房は、ふしぎに寒くない。氷の中にとじこめられているのだから、
冷蔵庫の中に入っているようなもので、さぞ寒かろうと思ったのに、かえって温い感じが....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
召しましたか。ねえ旦那」 「ああ、気に入ったね」 「――あれですよ『ヒルミ夫人の
冷蔵鞄』というのは――」 「え、ヒルミ夫人の
冷蔵鞄?」 僕はハッとわれにかえっ....
「わが妻の記」より 著者:伊丹万作
の人なら大概たんすにしまう品が食器棚にはいつていたり、流しの棚にあるはずのものが
冷蔵庫にしまつてあつたりする。だから彼女の不在中にものを探しあてることはほとんど....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
るにとどまらず、さらにこうした方向へも進出する日が来るであろう。 『ヒルミ夫人の
冷蔵鞄』は「科学ペン」に発表したもの。作者としては、わりあいに好きなテーマである....
「いなせな縞の初鰹」より 著者:北大路魯山人
ましくいったが、今日では夏から秋にかけてのかつおが一番美味い。これは輸送、冷凍、
冷蔵の便が発達したことによるものと思われる。大きさは五百|匁から一貫匁ぐらいまでを上々とする。....
「インチキ鮎」より 著者:北大路魯山人
驚いた。 ところが、底には底があるもので、河岸あたりであゆが売れ残ると、これを
冷蔵庫へストックしておく。それがいつとはなしに何千何百とたまってくる。そうなると....
「生き烏賊白味噌漬け」より 著者:北大路魯山人
漬け込むこと。漬かり加減は春の陽気で、まる二日目くらいから五、六日目までがよい。
冷蔵庫に置くか否かでは大変な相違があるから、この辺のことは各自が常識で考えなけれ....
「数の子は音を食うもの」より 著者:北大路魯山人
とほぼ同じ硬さをもっていて、生で食べてもパリパリ音を発するものである。このごろは
冷蔵のおかげで生の数の子や、生を塩漬けしたものが都会にきて賞美され、料理屋なぞは....