凍土[語句情報] » 凍土

「凍土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

凍土の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
敵一機錐もみに入る空の寒さ 墜ちかかる敵機の翼に冬日哉 錐もみの敵機に凍土解けにけり 錐もみの敵機や冬日うららかや ◯いつも夜中、警報中に「おい、....
帰去来」より 著者:太宰治
る。笑っている。 私は、十年振りに故郷の土を踏んでみた。わびしい土地であった。凍土の感じだった。毎年毎年、地下何尺か迄こおるので、土がふくれ上って、白っちゃけ....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
近いと聞いたが、行けども行けども不毛無人の原野である。氷河がおしだしてきた漂石と凍土は、何万年かの間、酷烈な寒気に傷められ、微塵に分解をとげて灰のように軽くなり....
」より 著者:中谷宇吉郎
いことが多い。そのような場合線路には凹凸が出来て危険な状態になる。特に春になって凍土がとけ始めると、持ち上げられた線路の下に空隙が出来て、列車の運行が非常に危険....