凍雨[語句情報] » 凍雨

「凍雨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

凍雨の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
り取り壁が出張った主楼の下には、薊と葡萄の葉文が鉄扉を作っていた。その日は前夜の凍雨の後をうけて、厚い層をなした雲が低く垂れ下り、それに、気圧の変調からでもあろ....
凍雨と雨氷」より 著者:寺田寅彦
ので、これも有りふれた現象である。 以上挙げたものの外に稀有な降水の種類として凍雨と雨氷を数える事が出来る。 我邦では岡田博士に従って凍雨の名称の下に総括さ....
西航日録」より 著者:井上円了
る。一昨日まで毎室暖炉を待ちしも、今日より食後、アイスクリームを呼ぶに至る。霜風凍雨の時節このことあるは、本邦人の怪しむところならん。二十八日未明、ホンコンに着....
」より 著者:中谷宇吉郎
る雪なのである。大気中でも水蒸気が水になり更にそれが凍る現象もあるが、その場合は凍雨となるのであって雪にはならない。 一般に水蒸気の凝縮によって大気中から降下....