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「凝灰岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

凝灰岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
積期間の年代の推算をした人もあるが、これにも多くの疑問が残されるであろう。砂岩や凝灰岩の縞なども、やはりこれらと連関して徹底的に研究さるべき題目であろう。 岩....
歯車」より 著者:芥川竜之介
」 僕は給仕の退いた後、牛乳を入れない珈琲を飲み、前の小説を仕上げにかかった。凝灰岩を四角に組んだ窓は雪のある庭に向っていた。僕はペンを休める度にぼんやりとこ....
パラティーノ」より 著者:野上豊一郎
ウム(西南部)とジェルマルス(北部)とヴェリア(北東部)。此の三部落を統一して、凝灰岩の城壁を繞らし(その城壁の一部は今も残っていて見られる)、一つの町を造り上....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
て庭師の自慢話は実はどうでも好いのである。 その大石というのは子持石であった。凝灰岩に堅くて黒い礫を孕んでいる。その大小の礫の抜け出したあとが痘痕のように見え....
火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
鉄道の便を借りるのである。汽車はサクラメントの大河に沿うて走る、川の底には、堅い凝灰岩などが露出しているが、シャスタを距ること、五十|哩位のところから、熔岩が、....
台川」より 著者:宮沢賢治
すよ。岩脈ですよ。あれは。〕 ゆれてるゆれてる。光の網《あみ》。 〔この山は流紋凝灰岩《りゅうもんぎょうかいがん》でできています。石英粗面岩《せきえいそめんがん....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
だが、なにしろ今夕は寒い。ぼくの足は、とうに感覚がない。雪の庭という、まっ白な、凝灰岩の庭を見て、板縁づたいに、そのまま辞して外へ立ち出る。 四天門を出てから....