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「凡身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

凡身の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
心外だ」 「ま。おぬしも早く、妻を迎えて、よい子を抱え、父親の膝の重さや温みを、凡身に知ってみることだな」 「思いもよりません。ぞっとします」 「いやか」 「世....
私本太平記」より 著者:吉川英治
かしい。 もう何もかも捨てよう。何もいらない。そう思う。 業の深いこの一個の凡身などは山林に余生をかくして末は鴉に食わせてしまうがいい。 深夜、尊氏はうな....