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「処処〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

処処の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
何時迄も此世に化現遊戯して塵界の男女貴賎を点化したということで、唐から宋へかけて処処方方に詩歌だの事跡だのを遺して居り、宋の人の間には其信仰が普遍で、既に蘇東坡....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
。次に吉備子洲を生む。是に由りて大八洲国と曰ふ名は起れり。即ち対馬島、壱岐島及び処処の小島は皆潮沫の凝りて成れるなり。亦水沫の凝りて成れりと曰ふ。次に海を生む。....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
に 又別ニ一種高野ノマンネングサト呼者アリ苔ノ類ナリ根ハ蔓ニシテ長ク地上ニ延ク処処ニ茎立テ地衣《ヂゴケ》ノ如キ細葉簇生ス深緑色ナリ採リ貯ヘ久シクシテ乾キタル者....
日和下駄」より 著者:永井荷風
郭《じょうかく》ならば三体詩《さんたいし》なぞで人も知っているように、「太掖勾陳処処疑。薄暮毀垣春雨裏。〔太掖《たいえき》か勾陳《こうちん》か処処《しょしょ》に....
西航日録」より 著者:井上円了
ル王の古戦場にして、当時戦勝記念に建立せし寺院、今なお存せり。 車行数里入田園、処処春風草色喧、欲問一千年古跡、牧童教我杏花村。 (車で行くこと数里にして田園に....
性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
やかに零れた土の湿り気は、凍るような荒さを夜ごとの降霜や、霰にいためられながら、処処にむくれ上っていた。 私はその疎林を透して、やや下地になった噴水の方を見た....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
いうわけで、柴大人の仁政を謳ったものであると解釈されている。この詩の中には“安民処処巧安排、告示輝煌総姓柴”と云って、柴長官の告示によって人民が安心した事も詠ま....