凭せる[語句情報] »
凭せる
「凭せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「萌黄色の茎」より 著者:田中貢太郎
二人の学生が来てそれが入口の右側になったテーブルに着いて、並んで背後の板壁に背を
凭せるようにしてビールを飲んでいた。そこにはお菊さんの朋輩のお幸ちゃんがいて、赤....
「水魔」より 著者:田中貢太郎
えてみた。 彼は椅子の手擦へ凭せた隻手の甲の上に、口元に黄金を光らした頬を斜に
凭せるようにしていた。と、時計が九時を打った。……もう九時になったか、と、時計の....