凶漢[語句情報] »
凶漢
「凶漢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
凶漢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
難《かた》しとす。第三の場合は固《もと》より稀《まれ》なり。第二もまた多からず。
凶漢は敗徳において匹敵《ひってき》するをもって常態とすればなり。人|相賊《あいぞ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ことがない。バブーフも強賊カルトゥーシュに比すればひとりの探検家であり、マラーも
凶漢シンデルハンネスに比すればひとりの貴族である。この洞窟《どうくつ》はいっさい....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
だいた一個の人間が、息たえだえにたおれている、ドノバンのはなった弾はあやまたず、
凶漢の胸板をつらぬいている。 ドノバンに追いついたイバンスは、 「これはパイク....
「サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
響を与えているものらしい、それ以来地方の新聞などでも、浮浪漂泊もしくは山住まいの
凶漢悪徒の記事などの場合には、往々「山窩」の文字を用うることになっている様に見受....