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凶賊
「凶賊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
凶賊の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
じ》といわれている人が、なにを隠そう、わちきのだんなさんざます」 呉服屋専門の
凶賊で、神出鬼没、変装自在なところから八つ化け仙次と称されて、もう長いことおたず....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
その味鋺の子鉄なるものの来歴を話してあげようか」 と言って美少年は、前述のような
凶賊で味鋺の子鉄があることと、役向が、それを捕えるに苦心惨憺していたが、その女の....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
てそのためにですか。それならば私はあなたに考慮を求めたい。私をして言わしむれば、
凶賊カルトゥーシュの弟、単にその弟であったという罪のためにグレーヴの広場で繩《な....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
すてて女に会いに行くなどということはないでしょうね。」
槍騎兵《そうきへい》は
凶賊カルトゥーシュが誠直だと言ってほめられたような満足の渋面をした。
そういう....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
にまたバベが次のように言い添えた。それはやはり昔プーライエやカルトゥーシュなどの
凶賊が使っていた古典的な賢明な隠語であった。ブリュジョンが使ってる無謀な新しい気....
「秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
の大都統、瑞国公より、通商に関する来書があった時「風波は天なればご注意ありたく、
凶賊は人にして、その
凶賊は既に日本の近海より姿を消したれば、安んじて通商に従事あ....
「祭の夜」より 著者:平林初之輔
母屋《おもや》の金庫に残っていた指紋には左右両手のものがあったので、母屋を襲った
凶賊は、右手のない男ではないことだけはわかったが、府庁の鑑識課に保存されている指....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
奥州討伐の良い口実を与えたもので、頼朝奏請してしばしば院庁下文を申し下し、秀衡は
凶賊義経を扶持して反逆を起したものとして、これを征伐せんことを希望したが、朝廷で....