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出しにする
「出しにする〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出しにするの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
だから、いかにも少し右門を甘く見すぎたものですが、いずれにしてもかれが草香流を小
出しにするに及んでは、たとえそこに白刃の林が何本抜きつれあってきたにしても、もう....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
おきゃたくさんですからね」 「だから、ひとつ顔を洗い直して、今からその右門流を小
出しにするかね」 「今から?」 「不足かい」 「だって、兵糧《ひょうろう》をつめ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
!」 「申したか! ウッフフ、とうとう伝家の宝刀を抜きおったな! 今に五万石を小
出しにするであろうと待っていたのじゃ。よいよい、信徒を荒し霊地を荒す鼠賊めを、霊....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
かに隠れ忍んでいるうちは無事だが、ウスノロとあの娘さんとでは、やがて頭も尻尾も丸
出しにするのは眼の前だ、或いは早く追手がかかってくれるようにと待っているかも知れ....
「マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
ことが肝心である。もう一杯というところで膳を取り上げ、もう一と幕と思うところで打
出しにするという「節制」は教育においてもむしろ甚だ緊要なことではないか。この点に....
「火の扉」より 著者:岸田国士
詰えりの下に、うす汚れたメリヤスを着ていて、それがまた胸のあたりの毛深い膚をむき
出しにするほど大きく裂けている、そういう風体を見れば見るほど、この自分などにこん....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
魚のように裸体にしたり、牡丹の花弁を一枚一枚、はいでやったあげくに太い蕊を、むき
出しにするように男の衣裳を、一枚一枚はいでもやったよ。妾の髪の毛で男の咽喉首を、....