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出し渋る
「出し渋る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出し渋るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「投手殺人事件」より 著者:坂口安吾
ど、五時半ごろでしたかネ。上野光子女史が現れて、大鹿と懇談したけれど、本社が金を
出し渋るから、契約がまとまらない、と云うのですね。クサリきっていましたよ。それで....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
に、すぐ、それには、金を出す。そして、この御家の基礎を置こうとするには、きまって
出し渋る」
将曹が、微笑して、金網の間から、火を掻き立てつつ
「数理に達者だか....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
百両――。」 「やいやい、まだ眼が覚めねえか。さ、出せと言ったら綺麗に出しな。」
出し渋るところをひったくった藤吉、燈に透かして眺めれば、これは見事なお家流の女文....