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出し置き
「出し置き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出し置きの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
致し候処、かねて局中も右等の次第之れ有るべきやと、人を用ひ間者《かんじゃ》三人差
出し置き、五日早朝怪しきもの一人召捕り篤《とく》と取調べ候処、豈図《あにはか》ら....
「奥の海」より 著者:久生十蘭
からのぞけば、玄関まで一と眼で見とおしである。八畳の置床の前に、布巾をかけ箱膳を
出し置き、ちかが丁字になった灯芯を切っている。馴れない仕事でたどたどしい。はさみ....
「胡瓜」より 著者:北大路魯山人
る。しかし、なすの場合は出すと、間もなく色が変わるからそういうわけにはいかない。
出し置きの利かないなすは、適当な時にぬかみそから出して食べることだ。....