出ず入らず[語句情報] » 出ず入らず

「出ず入らず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出ず入らずの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
元禄十三年」より 著者:林不忘
の部屋に置きます屏風は、狩野《かのう》法眼《ほうげん》永徳《えいとく》あたりが、出ず入らずのところと――。」 そのとおりだった。永徳とは、適《かな》ったことを....
沼夫人」より 著者:泉鏡花
来ると湯治らしく、時節柄人目に立つ。新に別荘を一軒借りるのも億劫だし、部屋|借が出ず入らず、しかるべき空座敷があるまいか、と私が此地に居た処から、叔父へ相談があ....
丹下左膳」より 著者:林不忘
った。 そうだ。気は心だからあの児へ何かお歳暮をやらなくちゃあ……女の子達には出ず入らずで一様に羽子板がいいけれど、腕白《わんぱく》にはやはり破魔《はま》の弓....
雪柳」より 著者:泉鏡花
るように。いずれ二三人よんでお附合に一杯、という心づもり。もっとも家内の心づけ、出ず入らずに、なにがしの商品切手というのを、水引で袱紗で懐中にして、まじまじ、そ....