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出で入る
「出で入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出で入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
例せば『呂覧』に載せた和山の吉神|泰※《たいほう》、状《かたち》人のごとく虎の尾
出で入るに光あり、能く天地を動かし雲雨を興す、小説『西遊記』などに虎の怪多きを見....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
したり、人と竜蛇交わって子孫生じたと伝え、〈夜半人なく白波|起《た》つ、一目赤竜
出で入る時〉など言い竜蛇を男女陰相に比べて崇拝した宗義など、読者をぞっとさせる底....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
なることではありません。我々生きとし生けるものの一刻も無かるべからざる太陽の光、
出で入る息のこの大気、無限に流るるこの水――こういうものに対して、その恩恵を誰も....
「染吉の朱盆」より 著者:国枝史郎
眼の眩むようないい所へな!」 濁った不快な声である。 岡八返事をしなかった。
出で入る気息をじっと調べ、飛び込んで来るのを待っていた。 「来るな」と思った一刹....