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「出品〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出品の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
露肆」より 著者:泉鏡花
節もので、めりやすの襯衣、めちゃめちゃの大安売、ふらんねる切地の見切物、浜から輸出品の羽二重の手巾、棄直段というのもあり、外套、まんと、古洋服、どれも一式の店さ....
茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
の古代美術品と云えば真先に茶器が持出される、巴理博覧会シカゴ博覧会にも皆茶室まで出品されて居る、其外内地で何か美術に関する展覧会などがあれば、某公某伯の蔵品必ず....
あのころ」より 著者:上村松園
、しっかり描けよ、と激励して下さって、ある時、京都市中の小学校の展覧会に私の絵を出品させて下さるほどでした。 私はそのとき煙草盆を写生して出したのですが、それ....
ドモ又の死」より 著者:有島武郎
のつく先生は、彼の作品を見たものは一人残らず、ただ驚嘆するばかりで、ぜひ展覧会に出品したらというんだが、奴、つむじ曲がりで、うんといわないばかりか、てんで今の大....
あゝ二十年」より 著者:上村松園
。ふりかえってみますと、私が十五歳の折り、内国勧業博覧会に「四季美人図」を初めて出品いたしまして、一等褒状を受け、しかもそれが当時御来朝中であらせられた英国皇太....
浮世絵画家の肉筆」より 著者:上村松園
どは、版画物にさえまで劣らぬ調子のいいのがあったようです。中には竹内栖鳳先生の御出品だと思います、北斎筆の、鏡の前の女などは、その筆致と申し色彩と申し、強い調子....
女の話・花の話」より 著者:上村松園
○ 責任のある画債を少しずつ果していっておりますが、なかなか埓があきません。それに五月一日からの京都市主催の綜合展の出品画――長いこと帝展をやすんでおりますから、その埋め合せと申すのでもありません....
画道と女性」より 著者:上村松園
たのでもよい、というような懇切なお話もあったので、ふと私はその当時|巴里展覧会に出品している作品で、年末までには戻って来るはずになっている二曲片双の屏風を思い浮....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
ございます。 当時、私は四十二歳でありました。文展第十回展には、「月蝕の宵」を出品いたしました。当時、皇后陛下で在らせられた皇太后様は、毎年文展に行啓あらせら....
絹と紙の話と師弟の間柄の話」より 著者:上村松園
二、三年前竹杖会の研究会で年に二点は大小に拘わらず是非出品しなければいけないという規則が出来ましたので、いつぞや小品を一点持出したこと....
京のその頃」より 著者:上村松園
と言えば徳川時代の面影を半ばは残して、一入懐かしいものがあった。 この間帝展に出品した「母子」は、その頃への私の思い出を描いたものだが、いわば私一人の胸の奥に....
ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
から、第一は、お国のため、また県のため、続いては、親仁の名誉のため、心血を灌いだ出品をするように、――大仕事となれば、いずれ費用も掛ろう。手間も要ろう。官より直....
寛政時代の娘納涼風俗」より 著者:上村松園
れがモデルと言えば先ずそうかも知れません。〈月蝕の宵〉は九月に入ってかかりまして出品間際にやっと出来上りましたばかりで篤と見ている間もないくらいでありました。....
想い出」より 著者:上村松園
りまするが、十六の時、第三回内国勧業博覧会に松年先生の御勧めで〈四季美人図〉を初出品致しまして、思いがけなく一等褒状を得、剰え、その時御来朝の英国のコンノート殿....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
国人の来遊を待つの策を立つるよりほかなし。わが国今日の勢い、商業、工業を興して輸出品を増し、もって外国の製産と競争し、もって外国の金を入れんとするは、ただに難事....