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出国
「出国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出国の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
きの仕度にかかった。 それにはまず、ドイツ領事のヴィザをもらう前に、警察本部の
出国許可証をもらわなければならない。それが、警察へ行くたびに、あしたやる、あさっ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
。手荷物運搬人だった。それから、退屈な国境の儀式が開始された。 旅券。仏蘭西の
出国スタンプ。写真と顔の比較。亡命客のように陰鬱な、あわただしい旅行者の行列。一....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
種々なる国々の間に分配されている。
かくて毛織布は、ポルトガルにおいてはその輸
出国において値するよりもより多くの金に対して売れない限り、ポルトガルに輸入され得....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
、主として救治策、なかんずく産婆の移入、育児院の設立、若い娘への婚資の分与、移民
出国の防止、外人移住者の奨励等の、提唱に没頭したのである1)。 1) 一七六....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
れらの国の需要は気候が変りやすいので必然的に極めて変りやすく、従ってもし商人が輸
出国と平年の必要量を約束するならば、二、三年豊作が続けば彼らは破産してしまうかも....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
き事実は至って乏しい。わが国において紙の統制、節約が行なわれているに、パルプの輸
出国たるカナダにおいてはその処分に困ってこれを焚物にしているという話さえもきく。....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
が、南北戦争による米綿途絶のため一八六二(文久二)―六五年の間は年々莫大な木綿輸
出国だった。だが外国貿易にたずさわって諸藩が利益を見れば見るほど、それだけ諸藩と....
「三国志」より 著者:吉川英治
孫権は、群臣をしたがえて彼を見た。 「かねて、其方の名は承知しておる。また、
出国の事情も呂蒙から聞いた。この上は、ただわが呉のために、黄祖を破るの計は如何に....