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出土
「出土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出土の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
美術的な仏具が現れました。古来、古墳は仏教渡来以前のものと考えられていたのです。
出土品に仏具類がないための断定にすぎませんが、特に横穴のない石室はさらに時代が古....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
本諸国の豪族は概ね朝鮮経由の人たちであったと目すべき根拠が多く、日本諸国の古墳の
出土品等からそう考えられるのであるが、古墳の分布は全国的であり、それらに横のツナ....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
掘されている。これはわれわれの持つ文化に直接つながる美の源泉の一つであって、同じ
出土品でも所謂縄文式の土偶や土面のような、異種を感じさせるものではない。縄文式の....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
無くなったもの、シナ四百余州に見つからぬものが日本にあり、中央アジアで発掘された
出土品と日本にある保存物とを比較すると同一物である。それでシナ本国になくて日本に....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
説が証明せられたとの説の如きは、勿論問題とすべきものではなかったのである。 二、
出土古瓦の問題。 関野君等の所謂飛鳥式なる法隆寺
出土の古瓦が、かつて金堂の屋....
「『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
域画聚成《せいいきがしゅうせい》』を見ているうちのことであった。燉煌《とんこう》
出土の降魔図《ごうまず》の中に八戒がいたのである。中央の岩上に結跏趺坐《けっかふ....