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「出家とその弟子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出家とその弟子の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
たものを読んでみると、一種キリスト風のソフィズムを感じるのである。倉田百三氏の『出家とその弟子』などと、ジャンルは別だが文化的本質を同じくしているだろう。既成大....
二つの庭」より 著者:宮本百合子
味で伸子のこころにせまった。教科書と園芸の本ばかりが詰っていた本箱に、今みれば「出家とその弟子」という戯曲がまじって背を見せている。Meditation ――伸....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
る。私はくれぐれも善い、人間らしい心になりたい。 (一九一七・一〇・一五) 『出家とその弟子』の上演について 『出家とその弟子』がこのたび当地で上演されること....
出家とその弟子』の追憶」より 著者:倉田百三
れは私のエレメントである同じ宗教的情操の、世間にもまれた後の変容であって、私は『出家とその弟子』よりも進んでいると思っている。長さももっと大作だ。しかし、世間で....
百万人の文学」より 著者:坂口安吾
に愛読され文学的に正しく読まれていると認定しているかも知れないが「大菩薩峠」や「出家とその弟子」や「宮本武蔵」が宗教的なふん囲気をもって熟読されている事実は是非....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
の修行であります。けれども仏教の哲学とか経典とかいうものはよく知りませぬ。私は『出家とその弟子』というものを書きまして、仏教のほうの人間だと思われております。し....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
があずかるとしきりに主張して私を父からあずかったのであった。この叔母が私があの「出家とその弟子」をささげた「信心深き叔母上」なのだ。そして叔父は特別な性格者であ....
読書遍歴」より 著者:三木清
って読んだ『冒険世界』というような雑誌がいつしか姿を消して、やがて倉田百三氏の『出家とその弟子』とか『愛と認識との出発』とかが現われて青年の間に大きな反響を見出....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
序 これは私が大正三年秋二十二歳の時一高を退学してから、主として、二十七歳の時「出家とその弟子」を世に問うまで、青春の数年間、孤独の間に病を養いつつ、宗教的思索....
澪標」より 著者:外村繁
終の仮面」、それに武者小路氏の作品等を朗読したことを覚えている。 倉田百三の「出家とその弟子」を朗読することになる。私は私の書斎で下読みをした。 私は感動し....
親鸞の水脈」より 著者:吉川英治
毎夕新聞」の学芸部に入ったのが三十歳頃でしたが、その時分、ちょうど倉田百三氏の「出家とその弟子」だとか、その他親鸞に対する一般認識が非常に高まっておりました。僕....