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出山
「出山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出山の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
の色の黒い、みすぼらしいところに髣髴《ほうふつ》として揺曳《ようえい》している。
出山《しゅっせん》の釈迦《しゃか》はコスメチックを塗ってはおらん。金の指輪も穿《....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
六 ※牛の臆のすじの通ったのを言う。 七 浮雲の山をいずる者輪菌然たり――浮雲
出山者輪菌然。輪菌は丸くてねじける。雲のたちのぼるさまを言う。 八 軽※水者涵澹....
「簡略自伝」より 著者:佐左木俊郎
明治三十三年(1900)宮城県|岩
出山町|在の中農の家に生まる。当時既にこの層の没落は、全農民階級中最も甚しく、私....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
は大崎の大崎義隆の臣の里見隆景から事起って、隆景が義隆をして同じ大崎の巨族たる岩
出山の城主氏家弾正を殺させんとしたので、弾正が片倉小十郎に因って政宗に援を請うた....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
在り 怪力真に成る鼎|扛ぐべし 鳴鏑雲を穿つて咆虎|斃る 快刀浪を截つて毒竜降る
出山赤手強敵を擒にし 擁節の青年大邦に使ひす 八顆の明珠皆楚宝 就中|一顆最も無....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
輪の台が附けてあります。これもこの辺だけに見る形であります。更に北に進みますと岩
出山という町に達します。ここは納豆を名産とする町でありますが、それよりも竹細工で....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
は、やはり清水がわいているのであります。 これとちょうど正反対の例は、陸前の岩
出山の近く、うとう阪という阪の脇にありました。いつも湧き上って底から砂を吹いてい....