出懸る[語句情報] » 出懸る

「出懸る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出懸るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
ので。改ッて外出をする時を除くの外は、お勢は大抵母親に挨拶《あいさつ》をせずして出懸る、それが習慣で。 「確にそうとも……」 「それじゃ何ですか、弥々《いよいよ....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
い入れる相談をすると、長次郎が「まだ先にいくらもあるっちゃ」というので、買わずに出懸る。谷が急に迫って日影が多くなった、行手からは涼しい風が時折吹いて来るので、....
黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
ものは夫だけだ。今日もまずいなと思う。それでも不足の食料品を補充し、支度が済んで出懸る頃には、雲が割れて久振りに青空が見られた。 林道は依然として左岸に通じて....