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出来過ぎる
「出来過ぎる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出来過ぎるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
には骨の折れるものであるから猿股の発明に十年を費やしたって車夫の智慧《ちえ》には
出来過ぎると云わねばなるまい。さあ猿股が出来ると世の中で幅のきくのは車夫ばかりで....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
。穂さきが空を流れずに真面に下へ下へと突きおろして来た工合が、百姓にしてはちっと
出来過ぎるとおれも実は不思議に思っていたが、猟師とはちょいと気がつかなかった。あ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
温か味から見ても、こいつはもう成人した娘だわい、頭こそ少々低能ではあるが、肉体は
出来過ぎるほど出来ている、厄介な奴だと思いました。 そう思って見ると、上の方か....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
十二 赤茄子ジャム 玉江嬢「私どもでも今年はトマトの苗を買って植えましたが沢山
出来過ぎると始末《しまつ》に困《こま》りますね」お登和嬢「イイエ、赤茄子は沢山あ....