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「出来高〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出来高の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
党生活者」より 著者:小林多喜二
ンを使うので、汗でぐッしょりになる。拡げたパラシュートに汗がポタ/\落ちた。――出来高からみると、会社は以前の四〇%以上も儲《もう》けていることが分った。それに....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
てやったことにあるのを知っていた。 彼は、時々、事務室をぬけ出した。請負作業の出来高を調べるものゝように、仕事場に這入った。殊更、注意深く、工人達を観察した。....
蟹工船」より 著者:小林多喜二
、監督が第一|周章てるよ、会社の手前。代りを函館から取り寄せるのには遅すぎるし、出来高だって問題にならない程少ないし。……うまくやったら、これア案外大丈夫だど」....
労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
一九三一年(八月)一三一 同 同 (九月)一四〇 同 昨年には累進的出来高払い制がとり入れられた。次の収入表は現に職についている労働者からたしかめた....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
る所であったから、それらをいずれも米に引直して取り立てていた。そこで実際は米の総出来高の十分ノ六分以上、殆んど七分位までも年貢米として取ったものである。元来この....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
の写経生らの生活はひどいものらしかった。紙、墨、筆などの文房具は官給だが、功賃は出来高支払いの制になっている。(最低保証の定給制もいくらか有ったのかもしれないが....