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「出液〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出液の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伸子」より 著者:宮本百合子
適な感銘を与えた。彼女の感覚に新鮮な一種の匂いがその辺に滲みついていた。家具の艶出液《つやだしえき》のにおい、煙草、羊毛ともう一つ何か乾いた皮製のものから立つよ....
南さんの恋人」より 著者:豊島与志雄
たいなうすい髭がはえてるのと、丹念に手の爪を磨くのとだけは、少し不調和だった。艶出液には無色のものを使っているとはいえ、磨いた爪はやはり磨いた爪にしか見えない。....