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「出版物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出版物の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
放送された遺言」より 著者:海野十三
う。 しかし私は充分これを学理上からも説いたつもりだ。通俗記事にもして十三種の出版物にもした。大学の講堂で立会い演説にもでたのである。だがそこには嘲笑と雑言の....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
居る。二人はさッさと歩いた。太田君は以前社会主義者として、主義宣伝の為、平民社の出版物を積んだ小車をひいて日本全国を漫遊しただけあって、中々健脚である。主人は歩....
一つの思考実験」より 著者:寺田寅彦
そのかわりにまじめな信用のできる紹介機関がほしい。なるべく公平な立場からあらゆる出版物を批評して、読者のために忠実な指導者となるものがあってほしい。これは完全を....
ジャーナリズム雑感」より 著者:寺田寅彦
ひいてはあらゆる定期的週期的刊行物を意味することになったのだそうである。そういう出版物を経営し、またその原稿を書いて衣食の料として生活している人がジャーナリスト....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
ヤ新聞論』による)。そして一九一七年一一月八日付のソヴェート法律第一条は、一切の出版物に於ける広告を国家の独占たるべしと布告している。なおドイツに於ける社会主義....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
見て取れた現象であった。又之を仮に出版業の趨勢から見てもそうなのであって、左翼的出版物は前年あたりから再び次第に勢を盛り返し始めたと報じられている。 これは一....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
らしいのである。なる程現代のジャーナリズムは資本主義国ではごく少数の合法非合法の出版物を除いては、悉くブルジョア・ジャーナリズムにぞくするので、単純にジャーナリ....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
統一し重加した。税関当局と内務省図書課とが直接に連絡を保って、反日本国民精神的な出版物の入国を防止しようというのである。 当時又ソヴェート通信社「タス」は逓信....
科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
間的距離感に基くものが外国文化摂取の際往々にして現われる。日本のインテリで邦語の出版物は日常の消耗品のように読む人でも、外国語の書物を何等か古典のように「文献」....
読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
最主とするがゆえに、外観を顧みざるも内容に至っては厳選最も力を尽くし、従来の岩波出版物の特色をますます発揮せしめようとする。この計画たるや世間の一時の投機的なる....
スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
ボクがアナーキが好きだということを、アナーキストの連中も知っていて、いろんな出版物を送ってくれるが、面白いのは、送ってよこす新聞に、財政的に困っているから金....
明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
ンは、国内大衆の意識を次の戦争へ集中せしめた。そして、十年して日露戦争が始った。出版物のあらゆるものが圧倒的に戦争に動員された。作家も、文学もまたその例外ではあ....
書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
のに対して余り直線的な感じの文様を附するが如きである。 さてそこで現在の日本の出版物をみてみる。色とりどり姿さまざまである。全く雑然たる風俗図である。これ即ち....
啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
ーナリズムさえ)の意識的活用其他が、啓蒙活動に固有な様式となる。今日所謂「合法的出版物」(その意味は現在極めて曖昧であるが)なるものの意味の重大性はここにあるだ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の図書は残念ながら西洋列強諸国に比して余りに貧弱である。しかし公刊の戦史その他の出版物が相当にあるのだから、研究しようとするなら必ずできる。私は少なくも政治・経....