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出猟
「出猟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出猟の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「忠直卿行状記」より 著者:菊池寛
、狩猟にのみ日を暮した。野に鳥を追い、山に獣を狩り立てた。さすがに鳥獣は、国主の
出猟であるがために、忠直卿の矢面《やおもて》に好んで飛び出すものはなかった。人間....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
と見て石に立つ矢もあるぞかし」という歌がある。普通に『前漢書』列伝李広善く射る、
出猟し草中の石を見て虎と思い射て石に中《あ》て矢をい没《しず》む、見れば石なり。....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
しないと触った所から早く腐ります」猟天狗「ところで中川さん、我々銃猟仲間は遠方へ
出猟して五日も六日も滞在する時古く撃った鳥を持って帰るのに困りますから腹《はらわ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
った。 露西亜人村のピレオはつい、一つ二つ向うの丘の蔭にあるのだと聞いた。時々
出猟する彼らの或る者の姿さえ見かけることがあるともいう話であった。国境とはいえ、....