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出癖
「出癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
感傷の重荷を一身に背負うと同時に、自身の生活に立ち還ることもできた。 その日も
出癖のついた庸三は、ふらふらと家を出て、通りで自動車を拾ったが、憂鬱な葉子の病室....
「黴」より 著者:徳田秋声
た……。」と、お銀は外から帰ると書斎へ入って行く笹村の後を追いながら声をかけた。
出癖のついた笹村は、毎日あわただしいような心持を、どこへ落ち着けていいか解らなか....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
記代子は、何も持たずに家をでることにきめた。 せつ子はさすがに大人であった。家
出癖のついた小娘を怒らせっぱなしに放ッとくのは穏当ではない。折れたり、なだめたり....