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出自
「出自〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出自の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水の女」より 著者:折口信夫
) 天武の夫人、藤原浦の女神となった理由も、やや明るくなる。 私は古代皇妃の
出自が水界に在って、水神の女であることならびに、その聖職が、天子即位|甦生を意味....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
つらつら思うに、ひとり則清と継信と忠信とのみならず、堂々たる武士の中にも、これと
出自を同じうするもの少からず存し、しかして当時においては、もはや彼らを夷族として....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
位下勲六等|間人直足人という名も見えて、直姓の家もあった。その他古文書に散見して
出自不明の間人姓のものも少くないのである。 「間人」を以て名となすもの、「間人」....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
のが多かったから、彼らがだんだん世間からひどく賤まれる様になったについて、自己の
出自を尊くし、これに対応せんが為に学者に嘱して系図を偽作したものも少くはなかろう....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
辞さなかったために、その名称も区々になり、かついろいろの宛て字ができて、しばしば
出自が不明になったものと考えるというのが、同君の結論とせられるところである。 ....