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出茶屋
「出茶屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
出茶屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一緒に歩く亡霊」より 著者:田中貢太郎
た。何処か水を飲む処か茶店があるまいかと思って注意して歩いていると、路傍に一軒の
出茶屋を見つけた。甚六は好い処があるなと思ったので入って往った。 見るとその店....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
半分焦げたなりで天幕の端に真直に立った看板だ。電信局としてある…… 茶屋小屋、
出茶屋の姉さんじゃあねえ。風俗はこの目で確に睨んだが……おやおや、お役人の奥様か....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
代の荒河。橋の詰には向い合って二軒、蔵屋、鍵屋と名ばかり厳しい、蛍狩、涼をあての
出茶屋が二軒、十八になる同一年紀の評判娘が両方に居て、負けじと意気張って競争する....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
た持主があって、清水茶屋と言う茶店が一軒、田畝の土手上に廂を構えた、本家は別の、
出茶屋だけれども、ちょっと見霽の座敷もある。あの低い松の枝の地紙形に翳蔽える葉の....