出銭[語句情報] » 出銭

「出銭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出銭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
足迹」より 著者:徳田秋声
ともあった。するうちに金がだんだん減って行った。四月たらずの居喰いで、目に見えぬ出銭も少くなかった。 「手を汚さないで、うまいことをしようたって駄目の皮だぞえ。....
小説 円朝」より 著者:正岡容
あいのほうはもう一人前とみなされているから、祝儀不祝儀、何かにつけて後から後から出銭が多い。 三度に一度は前座に小遣いもやらなければならないし、仲間と飲みにも....
雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
娘の医者だの、餓鬼の何だのと、この頃は、一人口が殖えた上に、物要りつづき。だいぶ出銭が多いせいじゃろう。ろくでもねえ餓鬼だ。くたばるかと思や、くたばりもせず、親....