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「出雲節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

出雲節の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
、清元、常磐津から、団十郎の連詞の口真似、阿呆陀羅経からトッチリトン、安来節から出雲節、芸のない奴は逆立をする。お鉢叩きに椀廻し、いよいよ窮すると相撲を取る。越....
魔都」より 著者:久生十蘭
涙があふれ出して来て筋になって肱の方へ伝わってゆく。 大部屋の方で濁声をあげる出雲節。哀切といいたいが、調子外れで、これがいかにも間抜けた節にきこえるので。 ....
地上」より 著者:島田清次郎
てらしていた。お光も小さい盃に一杯注がれて身体中の血を熱くして来た。船頭のうたう出雲節がきれぎれに、 西が黒けれあ雨とやあら、東が紅けれあ風とやあら、 千石積ん....