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刀剣
「刀剣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
刀剣の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
れる仏教に於ても、涅槃経に「善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして
刀剣|弓箭鉾槊を持すべし」「五戒を受持せん者あらば名づけて大乗の人となすことを得....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
ウ頭の上へ弾丸が飛んで来る、的の下の穴の中へ連れて行かれた。 十四か五の時には
刀剣の見かたを教わった。刀屋が刀を持って来ると、僕もきっとその席に出しゃばってい....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
した。 「わたしは人相を看ることを学んだが、この子は行くゆく兵器で死ぬ相がある。
刀剣は勿論、すべての刃物を持たせることを慎まなければなりませんぞ」 黄家の父母....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
脈思う可きである。 亦当時は博奕が非常に盛んであった。 武士など自分の甲冑、
刀剣を質に置いてやった。勢い戦場には丸腰で、只|鯨波の声の数だけに加わるような始....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
から借金をしなくてもいいわけになる。なるべく早く売るように。 また、父の軍服、
刀剣、馬具等は、マントのごとき子供等に利用し得るものの外は、悉皆売払ったらよかろ....
「兜」より 著者:岡本綺堂
いう道具屋であった。金兵衛は白山前町に店を持っていて、道具屋といっても主に鎧兜や
刀剣、槍、弓の武具を取扱っているので、邦原家へも出入りをしている。年は四十前後で....
「あのころ」より 著者:上村松園
年のことであります。 間もなく四条御幸町西入奈良物町に家をたてて、そこで今度は
刀剣商をはじめました。 参勤交代の大名の行列が通るたびに、店には侍衆がたくさん....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
、その他、手広い建物の内に集まり、俄に兵器の製造に着手し、日|毎に、楯百四十箇、
刀剣三百振、鎗五百筋、矢一千本ずつを作り、同時に、無数の投石機をつくり、尚、婦女....
「花模様女剣戟」より 著者:小野佐世男
刀のきっさきにさされた時の防備にもなるのです」 そして笑う筑波さんの後の壁には
刀剣が数十本、道中ざし、陣太刀、侍の大小、思い思いの風格のあるさやにおさまって綺....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
い。 面白いのはこの日の「月下氷人」格の府知事大久保一翁で、この人はかねて大の
刀剣通の、その蒐集する刀の蔵い場に頭を悩めたあげく、束にして四斗樽に刀身を何本も....
「火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
遺骨を、薪を積みたる如く一所に並べて置いた有様が見える。副葬品としては宝珠形鍔の
刀剣と管玉鉄鏃等、普通の古墳より発見せらるる類のものがあった。当時和田君はこれを....
「人身御供と人柱」より 著者:喜田貞吉
物を捧げるのが例である。先年奈良の大仏殿修繕の際に、須弥壇の柱の下から黄金造りの
刀剣二口、鏡鑑、珠玉、その他種々の貴重な物品が発見された。興福寺の須弥壇からも珠....
「古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
ありますが、その色もさることながら、その作行が非常によいのであります。今日一つの
刀剣を見ましても、ああいう鎧のようなものを見ましても、また仏像を見ましても、鎌倉....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
不具癈疾或いは老人に「侍」を給するの制がある。その同じ名称の侍が、武芸を錬磨し、
刀剣を帯して、主人を警護するようになっては、これいわゆる武士である。後世武士が「....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
力、日本の武である。 2 「善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして
刀剣|弓箭鉾槊を持すべし。」 「五戒を受持せん者あらば名づけて大乗の人となす....