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分光器
「分光器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
分光器の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
/ハレー、ブラドリー、ハーシェルの研究/カプタインの仕事/恒星の視差/ベッセル/
分光器による恒星速度の測定/太陽と他の太陽または恒星星雲との衝突/星団及び星雲の....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
温度や湿気や気圧の変化を調べたり、又好んで分析光学に関するものをやっていました。
分光器の調整を壊されたり、X線発生装置の管球に罅をこしらえられるのを嫌って、掃除....
「時事雑感」より 著者:寺田寅彦
かってひそかにからめ手から近づきつつあった。研究資金にあまり恵まれなかった彼は「
分光器が一つあるといいがなあ」と嘆息していた。そうして、やっと
分光器が手に入って....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
ことを考えたのであった。なるほどムービー氏の発表があってのち、博士も自ら望遠鏡と
分光器ととりくんで、ムビウムをさがしたが、ムビウムはうつらなかった。だからムビウ....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
研究の中で、かなり永い間の手しおにかけて育て上げたものの一つは、廻折格子の問題と
分光器の分解能(resolving power)に関する問題とであった。初めは大....
「帝展を見ざるの記」より 著者:寺田寅彦
ならない科学的の事実である。しかし全体の合成的効果が灰色であるという事は、それを
分光器で分析した時に色彩の現れないという事にはならないと同様に、日本画部に傑作が....
「炎の人――ゴッホ小伝――」より 著者:三好十郎
ありはしないか。え、そうじゃないか? マネエは光それ自体を描く、セザンヌは自然を
分光器にかけて描く、ゴーガンは色を追いつめ還元して描く、スーラは分析して点で描く....
「紫外線」より 著者:小酒井不木
。すなわち赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、紫色がこれでありまして、日光光線を
分光器で分析しますと、いわゆるスペクトルとなって、これらの美しい色にわかれます。....
「千里眼その他」より 著者:中谷宇吉郎
て来た。 半信半疑のうちに、この生物線の研究はどんどん進んで行った。そして水晶
分光器で生物線の波長を測った結果も出て来るし、また生体の血液からも出るということ....