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「分冊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分冊の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
リカ映画中の傑作であった。映画の圧倒的好評につれて、第一書房は出版当時はそれぞれ分冊として発売していたパアル・バック夫人の「大地」「母」「息子たち」「分裂せる家....
カール・マルクスとその夫人」より 著者:宮本百合子
をブルジョア社会に許してはならないのだ。」この恐慌の時期に労作『経済学批判』第一分冊が出された。 ロンドンのディーン街の庭もない二間暮しの生活は、このように困....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。三十何冊か出ているのですが、そして、仰云るとおり仮装幀なのですが、日本評論社で分冊を出していないので、もし御注文の刑法、民法、法理学をあつめようとすれば、三十....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
で、原作はやはり若林坩蔵の速記本として、かの「牡丹燈籠」などと同様、日本紙綴じの分冊として発行されたのである。したがって番附のカタリの中にも「若林坩蔵子が速記法....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
二月までにわたってチャップマン・アンド・ホール社から作者の他の諸長篇と同様に月刊分冊で逐次出版され、ただちに巨万の読者に迎えられた。これは八分冊に分れ、各分冊に....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
ments d'e'conomie politique pure〕)の第一版第一分冊が一八七四年に、第二分冊が一八七七年に出版せられ、第二版が一八八九年に、第三....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
口は窮乏及び罪悪によって生活資料と等しく保たれるということ。』 なお本訳書第一分冊三四―五頁を参照。 この第二篇で(訳註)考察した社会状態を第一篇の主題を....
科学批判の課題」より 著者:三木清
** 拙著『唯物史観と現代の意識』。 *** 岩波文庫版、『資本論』第一巻第一分冊、三二頁。 今や我々にとってひとつのベーコン的なる課題が課せられている、....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
がいやだった。」 昔をお思い出しの御様子でした。 「あの頃でしょう、よく合本と分冊との話のあったのは。」 「そうだったね。」 お兄様(鴎外)は何でも同じ本は....
審判」より 著者:カフカフランツ
は、きまってベッドにはいっており、いつもそこにまったく恥ずかしげもなく横になり、分冊の小説本を読むのをつねとしていて、検事とKとの談話などは気にもかけなかった。....