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分売
「分売〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
分売の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
て、其の上こんな傷をつけて、お客を取らなければ女郎に売って仕舞うと云うのだが、随
分売り兼《かね》ない気性だから、若《も》し勤めに入れば、もう逢える気遣《きづか》....
「読書法」より 著者:戸坂潤
集や評論集が売れないということが嘘で、大変売れるものだと主張する心算ではない。多
分売れにくいのは事実だろう。だが私はそういう事実が気に入らないのである。そんな事....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
に万全の用意をなしたるか。千古の典籍の翻訳企図に敬虔の態度を欠かざりしか。さらに
分売を許さず読者を繋縛して数十冊を強うるがごとき、はたしてその揚言する学芸解放の....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
宝物、家具の払い下げをさせるに、整理人まで置いたほどであったという。いまでは大部
分売り払ってしまったから、ほんの僅か残っているばかりであるというのであるが、それ....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
〇法 緑の針峯《エイギュイユ・ヴェルト》……………………二五〇法 (小売の部)
分売《デタイユ》は一〇|米《メートル》につき二〇法也。 A・A・ガイヤアル商会....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
集に万全の用意をなしたるか。千古の典籍の翻訳企図に敬虔の態度を欠かざりしか。更に
分売を許さず読者を繋縛して数十冊を強ふるがごとき、果して其揚言する学芸開放の所以....