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分家
「分家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
分家の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水の三日」より 著者:芥川竜之介
か病院の会計の叔父《おじ》の妹の娘が、そのおじいさんの姉の倅《せがれ》の嫁の里の
分家の次男にかたづいていて、小松川の水が出たから、そのおじいさんの姉の倅の嫁の里....
「路上」より 著者:梶井基次郎
に二本のうつぎを見つけた。 自分は中学の時使った粗末な検索表と首っ引で、その時
分家の近くの原っぱや雑木林へ卯《う》の花を捜しに行っていた。白い花の傍へ行っては....
「富士」より 著者:岡本かの子
宗家の娘であった。祖先の水無瀬女から何代か数知れぬ継承の間に、宗家は衰え派出した
分家、また
分家の方が栄えた。どういうわけであろう。界隈の昇華した名家々々の流れを....
「籠釣瓶」より 著者:岡本綺堂
檀那寺《だんなでら》へも田地《でんぢ》の寄進《きしん》をした。そのほか五、六軒の
分家へも皆それぞれの分配をした。 「これでいい。あとは潰すともどうとも勝手にしろ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
うすることも出来ないので、ゆくゆくはお清に家督を嗣がせ、貰い娘の方には婿を取って
分家させるというようなことを云っていたんだが、そうなると今度は又金が惜しい。
分家....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あると庄太は云った。殊にこの家は尾張屋よりも身代が大きいので、妹娘には婿を取って
分家させる筈になっているのであるから、果たして素直に尾張屋へくれるかどうだか判ら....
「食魔」より 著者:岡本かの子
家は後嗣絶えることになるといった。 甥の檜垣の家が宗家で、伯母はその家より出て
分家へ嫁に行ったものである。伯母はいった、自分の家は廃家しても関わぬ、しかし檜垣....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
、大人達が親切にしてくれることを喜ばなかった。私の家は、大家族であり、父の兄弟は
分家していなかったし、祖母が健在であったから、お正月だとか、祖父の命日だとかには....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
子の名乗りは出来ぬかも知れぬが、内密の了解は得て、いずれは池田家へ召抱えられて、
分家格で何千石かを頂き、機を見ては又何万石かを貰える様になるのは、分り切っている....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
んですぜ。私が九ツ十ウくらいの時まで、其奴が伯父伯母の姪の婿の嫁入さきの忰の孫の
分家の新屋だというのを、ぞろぞろと引率して、しなくも可い、別院へ信心参りに在方か....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
在の小ヶ谷村に内田という豪農があった。(今でもその家は歴とした豪農である。)その
分家のやはり内田という農家に三人の男の子が生れた。総領は児供の時から胆略があって....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
ものとして、これを代表すべきものは竈であるからである。奥州地方では、今でも子弟を
分家せしめることを「竈を分ける」というほどである。そこで竈の神を宅神として祭るに....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
にて教育を授くという。一船は一家にして、父子同棲するも、子長ずれば別に船を設けて
分家せしむ。夜間は岸辺に集まるも、昼間は集散常なし。これを遠望するに、無数の木葉....
「父の葬式」より 著者:葛西善蔵
たが、見えなかった。次ぎが弘前であった。 弟の細君の実家――といっても私の家の
分家に当るのだが――お母さん、妹さん、兄さんなど大勢改札口の外で、改った仕度で迎....
「鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
て心配そうに、 「次ぎの船になすったらいかがです? この際外出は一番危険です、当
分家の中にいて様子をごらんになったが安全だと思いますがね」 「まさか途中で殺され....