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「分封〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分封の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三四郎」より 著者:夏目漱石
く池の水をながめていたが、右の手をポケットへ入れて何か捜しだした。ポケットから半分封筒がはみ出している。その上に書いてある字が女の手跡《しゅせき》らしい。野々宮....
運命」より 著者:幸田露伴
ありて、詔を下し直言を求められにければ、山西の葉居升というもの、上書して第一には分封の太だ侈れること、第二には刑を用いる太だ繁きこと、第三には治を求むる太だ速や....
石狩川」より 著者:本庄陸男
たのだ。彼らの代々の城主が、この土地に養っていた家臣は、いつの間にか、それはまた分封された自分の小さな土地に於いては主であった。城主に生殺与奪の権が喪《うしな》....
幸福の建設」より 著者:宮本百合子
こでその三つの社会をひとりの女の人の上にあてはめてみると面白いのです。たとえば半分封建的な今の日本のような状態ですと、家庭のいろいろな負担というものは女がみな自....
姑と嫁について」より 著者:与謝野晶子
治独立の生活をも尊重したいと思っている。結婚して一家を営むに至った我子夫婦は既に分封した自治独立の一団であるから、私は全然その生活に干渉したくない。在来の父母舅....
文学以前」より 著者:豊島与志雄
神に関する偶像的装飾は何もなかった。 このユダヤ人等は、政治的にはローマ総督と分封王との支配下にあり、宗教的にはエルサレムの祭司の支配下にあって、幾重もの苛税....
銀三十枚」より 著者:国枝史郎
背を蜒らしていた。ガリラヤの湖、ヨルダン川では、飛魚が水面を飛んでいた。ピリピの分封地、ベタニヤの町、エリコ、サマリアの小村では、人々が安らかに眠っていた。 ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を謳ったものらしいが、その中の第七首“粛府”にこういうのがあるそうだ。 桐葉分封二百余、蒼々陰護九松居、 無端燬倣渾間事、同病応憐道士徐。 この詩にい....