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「分所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分所の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
吾は監獄に行き大福餠々々と精神病となり精神病者として取扱いを向う或期間受けん。自分所有の家屋妻子の所有とたりたらば、妻子はよもや今日々々の糊口には困るまじ(我死....
相馬の仇討」より 著者:直木三十五
に」 と、整理する。時刻がくると小目付が侍頭《さむらいがしら》と共に仮小屋の検分所へ入ってくる。席を設けておくとやがて目付、富田与左衛門、岡庄右衛門、石川甚太....
十二支考」より 著者:南方熊楠
す、『歴代皇紀』に、伝教《でんぎょう》入唐出立の際暴風大雨し諸人悲しんだから、自分所持の舎利を竜衆に施すとたちまち息《や》んだと出づ。ベシシ人は竜を有角大蛇とし....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
活は最も俗悪なものであって、夫は本来の生活からの堕落だということになっている。多分所謂日常生活者も又この信心深い本来生活者(?)もこの点には異論がないようだ。な....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ん。ですから、ただせっかくの調査に対しての申しわけだけに、おのおの、持場持場、自分所有の品々について吟味をしてみたけれども、なんら怪しむべきものを発見しませんで....
春雪」より 著者:久生十蘭
いのだから、なんとかしてくれというんだな……ご承知のように、東京俘虜収容所には、分所といって、日立と長野と新潟に支店のようなものがある。うちの工場へ派遣所長にな....
法然行伝」より 著者:中里介山
勤行《ごんぎょう》した。 またこの寺には一切経がないということを聞いて法然は自分所持の一切経一蔵を施入した処、住僧達喜びの余り老若七十余人華を散し、香をたき、....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
して河内に出陣し、畠山政長方と戦争したについても、尋尊はこれを批評して、「於者過分所存也」と詈っている。しかもその国民はだんだん立身して、しかるべき種姓が凡下に....