分損[語句情報] » 分損

「分損〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

分損の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渦巻ける烏の群」より 著者:黒島伝治
開けといてくれんか。」 「……室《へや》が冷えるからだめ。――一度開けると薪三本分損するの。」 彼女は、桜色の皮膚を持っていた。笑いかけると、左右の頬に、子供....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ふりをしたのであった。彼等とても、お蔭で、扶持米《ふちまい》を切り替えるのに、大分損をしているのだから、恨みは、民衆と同じであった。 長崎屋たちが、取締りを求....
すっぽん」より 著者:佐藤垢石
ぽんは逃げるのが上手で、雨の降る夜など庭から這い上がり川の方へ出てしまうので、大分損を見たことがある。また、卵を孵化させて小さいのを飼ってみたが、これも大部分逃....
俗臭」より 著者:織田作之助
気を殆んど無くしてしまったが、もと/\彼女は百万長者の御寮さんという肩書の為に幾分損をしているところもある。が、このたびのパアマネントウェーブは彼女の醜貌を決定....